Dvorak配列を1年使ってみて
昨年の冬休みHHKBを購入したときからDvorak配列を使っていました. 導入方法や感想を書いてみたいと思います.
導入方法
GNU/Linuxを利用している方は
setxkbmap dvorak
と打つだけです.
DvorakJP
Dvorak配列でのローマ字入力はQwerty配列よりは断然よいと思いますが,明らかに効率の悪い部分があります.
そういった問題を解消するために色々な派生配列が提案されています.
その中でも私はDvorakJPを使っています.DvorakJPを選んだのは,とりあえず物理的な配列は変更したくなかったというだけなので深い理由はありません. DvorakJPのローマ字テーブルを公開してくださっている方がいるので,Google日本語入力やMozcであれば以下からダウンロードしてインポートすることですぐにDvorakJPを使えます. github.com
半角全角の切り替え
通常はキーボードの半角全角キーで切り替えると思いますが,私は「Ctrl-,」で半角入力に「Ctrl-.」で全角入力になるようにしています.
そもそもUSキーボードやDvorak配列には半角全角キーは存在しませんし,この切り替え方法のほうが半角全角キーよりもホームポジションのままで打ちやすく,Qwerty配列でもDvorak配列でも「,」と「.」は隣り合っているのでわかりやすいです.
また,半角全角キーによるトグルよりも,半角入力にするキーと全角入力にするキーが別々にあったほうが現在の状態を確認する必要がない分楽です.
練習法
まず,暇な時間にDvorak配列を見ながらエアータイピングしてアルファベットの位置を覚えました.
次に,Qwerty配列を覚えた時はひたすらタイピングゲームをやっていたので,今回もやろうと思ったのですが ローマ字テーブルをカスタマイズしていると日本語のタイピングゲームはできません.
そこで,e-typingの英語タイピングをやりました.長文を打ちたかったのでやったのは演説のタイピングです. www.e-typing.ne.jp
現状
約1年経って,すっかりDvorak配列には慣れました.途中,Qwerty配列がほとんど打てなくなったときもありましたが,今はQwerty配列でも日本語ならある程度打てます(英語は苦手です).
まとめ
メリット
- 英語も日本語も打ちやすい
- なんとなく優越感がある
デメリット
- Qwerty配列でのタイピング速度が落ちた
- コピーやペーストが片手でできない
- 人にパソコンを貸すときに面倒
今後の目標
かな入力に挑戦してみたいです.親指シフトも少しやってみたい気がしますが,HHKBでは無理そうなので諦めています.
HHKB以外のキーボードも使ってみたいです.今気になっているのはKinesisとUltimate Hacking Keyboardです.